ジェネリック医薬品 つくば工場見学
2015/11/16
11/15(日) 足立区ジェネリックワーキンググループ委員会で、日本ジェネリック株式会社様 つくば工場を見学させて頂きました。
まず、ジェネリック医薬品とは従来から販売されている医薬品(先発医薬品)の特許が切れた医薬品を他の製薬会社が製造する医薬品の事で、後発医薬品とも呼ばれています。
当然、従来できている医薬品と同じ成分のものですので製造・開発コストを大幅に減少させることができ、日本との保険制度の違いはありますが、海外ではずいぶんと普及しています。 ジェネリック医薬品を使用すれば国の医療費の削減に大きく寄与することができるのです。 (詳細は8月のブログをご覧ください。)
そこで、足立区ジェネリックワーキンググループ委員会では、ジェネリック医薬品の普及活動の一環といたしまして、足立区区民部保険事業推進と共に、実際の製造している工場を視察してみようというわけで 日本ジェネリック株式会社 つくば工場に行ったのです。
TX(つくばエクスプレス)に北千住駅より乗ってつくば駅に。 つくばに来るのは、つくば科学万博に行った以来実に30年ぶりです!(コスモ星丸、懐かしい)
つくば駅から社員様用のバスをお借りして約20分。 工場に到着です
最初に、工場長様より工場の概略説明をしていただきました。 敷地面積7万k㎡の広大な面積。 2010、2015年より日本ジェネリックとして稼働している2つの大きく、きれいな棟。
まず、工場内の見学にクリーンエリア更衣(全身を無塵服、マスク、帽子、靴)に着替え、十分に殺菌・消毒してから製造エリアに入ります。
製造工程ごとに、造粒、混合、打錠、コーティング、錠剤検査と部屋がそれぞれ分かれており、GMP(医薬品の製造管理及び品質管理の基準)に則って、ソフト・ハードの両面からジェネリック医薬品の需要拡大に対応するための最新の生産ラインが構築され徹底的な効率化・オートメーション化されていました。
お昼休憩をはさみ、午後からはジェネリック医薬品の承認申請から販売までの流れの講義を受けました。優れた医薬品をもっと広く、もっと身近に。少子高齢化問題、医療の財政負担に関心が高まるなか、有効性、安全性が確保されているのはもちろん、経済性に優れたジェネリック医薬品の普及が多くの患者様の安心につながることを痛感しました。
この薬局業界にいて、今回はじめて製薬会社の工場を拝見させて頂きましたが、最後に工場長がポリシ-として、品質、安定供給、そして先発医薬品と同じ剤型に、とおっしゃっていたのがとても印象的でした。
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